前回まではFreeBSD上でのインストールでしたが、今回はLinuxでインストールしてみました。
基本的には、
http://jeremy.kister.net/howto/dk.html
に従えばOKなのですが、qmail自体のソースに注意が必要です。前回記載したようにメール送信時にdomainkey用プログラム(/var/qmail/bin/qmail-dk)が使用されるようにするためには
QMAILQUEUE
という環境変数でそのプログラムを指定する必要があるのですが、この変数の使用はqmail.cの中で書かれています。
qmail.cの中に以下のような箇所がない場合、qmailにパッチを充てる必要があります。
static void setup_qqargs() { if(!binqqargs[0]) binqqargs[0] = env_get("QMAILQUEUE"); if(!binqqargs[0]) binqqargs[0] = "bin/qmail-queue"; }
QMAILQUEUE用のパッチは
http://qmail.jms1.net/patches/qmailqueue.patch
にありました。
最初に書いたリンク手順に
patch -d qmail-1.03/ < ../qmailqueue.patch
を追加して、make setup check でインストールします。