制作会社、開発会社の選び方

僕のお客様で制作会社や開発会社の選定に失敗し、苦労されているパターンに多々お目にかかります。

制作会社の場合、大手有名企業のサイト制作の実績などを前提に安価な提案をして来る場合が多いようです。この場合のポイントは、「大手有名企業」と「安価」です。

制作会社は大体2~8人規模のところが多いようですが、人数が多ければ多いほど要注意です。この手の会社の場合、代表者がもっともスキルがあり、この「大手有名企業」のデザインを行っていることが多いです。

で、実際に発注した案件を担当するのは下っ端です。

代表者は打ち合わせに顔を出してうんちくをたれるかもしれませんが、ほとんど何もしません。下っ端のスキルは「安価」で雇われているので、スキルの程度は知れています。当初イメージしていた「大手有名企業」のデザインをした会社とはほど遠いものが出来上がってきます。

では「安価」でなかった場合はどうでしょうか?この場合は、「大手有名企業」の制作実績のある担当者やその他営業多数で多数の会議が繰り広げられ、「これで良いっていいましたよね?」の裏づけが作られて、一応納得したものが出来上がります。ただ、多くのミーティングや制作会社主導の流れで、なんとなく流されてサイトが完成するパターンが多いようです。

では、どのように「制作会社」を選んだらよいのでしょうか?

それは、自分で過去に付き合った中から選定するか、信頼できる人に紹介してもらった会社を選ぶのがベストです。また「制作会社」ではなく、「個人」を指名することです。先に説明したとおり、制作会社内のスキルはピンきりなので、担当者まで指名できるところを選んでください。「個人」で活動されている方ならなお良いです。

次に開発会社ですが、これも同様で、規模が大きな会社に発注すると、制作会社と同じ状況になります。webサイトの開発は、車や電化製品の開発と違い、個人のスキルが重要なウエイトを占めますので、「個人」を「指名」できるところに発注してください。

お仕事お待ちしております。